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しぼるほどに

しぼるほどに

いろいろとたてこんでおり、書くこともままならぬまま数日が過ぎる   その間にいろいろとあったのですけど  と言いますかいろいろとあったので書けませんでした

 

月曜日まで開催していたのは「絞り」展  初めての領域に踏み込んだ気分です  なにせこの絞りの染元は国内絞り、1点張りという他にないこだわりのメーカーです  1点張りとは1点しか作らない という意味 そしてたいがいは中国やベトナムで絞るのだそうです  つまり世界にひとつしかない最上のきものを作る ところ

 

来られたお客様にはまず絞りの体験

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簡単そうに見えるのですが、最後の処理が難しい 器用な方でないと  体験は3箇所を絞るのですが10分はかかってしまいます  これがきもの全体だと・・・  7歳のSちゃんも頑張って絞っておりました

 

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こちらは職人の仕事  絞ったあとにその糸を切る これも単純作業ですが大変  もし生地を切ってしまったらそれでおしまいです

 

きものや帯たちはため息が出るほどの素晴らしいものばかり

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これは非売品ですが誰もが知る 歌舞伎俳優の奥様(芸能人)の振袖  名前をだしてよいかわからないので一応秘密にしておきます  気になる方はお店で聞いてください  この振袖を着る前は某タレントとお付き合いをしていたけど、これを着た後に歌舞伎俳優と結婚が決まった という面白い話を聞いてしまいました  これもたぶんオフレコ  30年前にも関わらずその存在感はすごい

 

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袋帯も名古屋帯もありました

 

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小紋や附下はあっさりした柄付けで普段にも着ていけます

 

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Tさまも本当にステキでした

 

絞りのきものは小さい絞りの集合 というイメージが強かったのですが、桶絞りといった桶を使った大きな絞りもあり  その絞りの柄が直線的であったり斜めに入っていたり  とても理解不能なレベルのものも多く驚きの連続でした

 

実は、今回来てもらえるまでどのメーカーさんよりも時間をかけ京都に足を運びました  普段は銀座の名店に特注で商品を作るというこちらのメーカーは北海道初上陸でした   まだ開店5年の彩蔵にとってはかなり背伸びをした申し出ではありましたが、どうしてもお付き合いをさせてもらいたかった   順にレベルを上げていくことは楽です  何とか絞りの一流とのお付き合いを始めたかったのです  お客様に良いものを見てほしい という気持ちと先手が大切な時期ですので 

 

これから業界はさらに淘汰されていきます  商品は流通されなくなります  相当な値上がりが考えられます  こられによって廃業する小売店も出てくるでしょう  商品が並ばなくなってしまうのですから  だからこそ、今のうちに強いパイプを作っておかなければなりません  日本の伝統的な技術は簡単になくなってしまいます

 

現在、前向きに商品を作り  精力的に活動しているメーカーはほんの一握りです  そして代替わりの時期で40代の代表が増えてきている  そこと長いお付き合いができればこれから20年30年は大丈夫なのです  彩蔵としても良質な商品が数十年経っても提供することができる  

 

こちらの絞りメーカーとのお仕事は大きな大きな意味がありました  社長は大変お忙しい方ですが、また札幌に来てもらえるようにお願いしますのでまたの機会をお楽しみに♪

 

さて、少しずつ 着付け教室の広告が出ております  秋からきものを楽しみたいな という方はお問合せを  詳しくは → 秋の着付け教室 概要   お申込みは 011-614-0222 まで

 

そして 15(木)16:00 から 17(土)16:00 までは 帯・きものの相談会  保管方法 お手入れの仕方 アイロンのかけ方 シミがついてしまったとき 結びにくい帯にの対処法  きものから帯へのリメイク などなど  きものを着る方なら一度は聞いてほしいお話しばかり  彩蔵店内にて行います  ぜひお待ちしております    

 

 

 

 

 

 

 

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