夏にも使える
朝起きると雪が積もっていました 今更なのに降ります 気持ちは春 服も春 タイヤもそろそろ と思っていたのに・・・
気温や気候はどうあれ 今はもう夏きもの発表の時期です ひとつ前の季節には新作が出てきて、問屋さんに流れ、小売店に少しずつ入ってきます 彩蔵も塵除けコート用や夏きものの素材は入ってきてはいますが、雪のちらつく中、これを目当てに来店される方は非常に少ないです 新作は見られますが。。
きものや帯はまだまだですが、これならどうかな と入れてみました
これは最近人気の帯留め 三分紐がちょうど入るくらいのガラス製です 透明感が少なければ季節を問わず 手前のピンクの帯留めであれば単衣・夏に使えます 衿秀さんはやっぱり良いものを作ります
これは新作ですが、良いものは早くなくなります 夏の着姿を想像して見てみてください
最近は電話も多く鳴ります 着付け教室の問合せが多いためですが、先日このような電話がありました 着付け教室のチラシをご覧になった方から「この国家検定とは?」 と
お電話をくださった方は着付けの資格を持っていて、自分が取得したときにはこの資格はなかったはずだ と 説明をすると興味を持たれ、国家資格を取得する教室をご紹介しました 意外にこの資格に関する問い合わせはあります そういえば昨秋は男性でこの資格に興味のあった方もいました
札幌の講師は皆 この国家検定を取得しています 実技と学科があり、実技はひとに着せ付けをするという内容ですので、着付け教室の講師としては別物だと思われがちです
着付けには自ら着る「自装」 と ひとに着せる「他装」とがあり、混同はできませんがどちらも着付けであることに変わりはありません 自装は現在、それぞれの流派で資格を出しており、あくまで流派の基準によって~級や師範、教授といったものが定められており、統一したものはありません
それを国家検定として初めて作られたものが「着付け技能士」という資格です まだ5年ほどの資格ですが、最初のころの合格率は相当低かったらっしく、受けるのにも実務経験を問われたりと相当な難関だそうです
これを取得されるのは美容師さんが多いようです 逆に着付け講師が取得するのは少なく、自装と他装どちらも資格を持っているのは珍しいそう
この資格を持つ、着付け講師は北海道ではまだ限られています それが良いかどうかはそれぞれの判断ですが、これを取りに行く という姿勢は素晴らしいです そもそも、彩蔵の着付け教室の講師としてこれを取得しよう としたわけではなく、講師それぞれが上を目指し受験しました 日ごろからきものに触れているひとであってもかなりの修練を積まなければ合格できない技術ですので、仕事をするかたわら自分の時間を割いて勉強した成果です
40年以上この道にいるMちゃんでさえ、さらに、技術を深めようとする いくつになっても学びたい という上昇志向は見習わなければいけません
彩蔵の着付け教室では中級クラス以上で他装もカリキュラムに入れております 自分で着れるからひとにも着せられる と多くの方が思われていますが実はあまり当てはまりません それがすぐにできる方は相当器用です
趣味できものを楽しみたい方も 他装まで極めたい方も きものにまつわることは彩蔵まで!