細帯展(半幅帯)を開催します
きもの屋としてどうしたらよいか 結構考える
まずはお店が存続すること この存続にはピラミッド上の一番下のところに「つぶれない」があって、その上のほうの意味合い そこには今以上のサービスを提供する というものがあります
着物を購入いただいたとして、そのアフターとして無料でできる範囲は決まっています なんでもいつでも一生無料アフターをします というお店はほとんどないと思います それでもサービスの良いところなら、期間や回数を区切って受けているでしょう
アフターサービスが全くない「売りっぱなし」が一番下なら、一生何でも承りますが最上かもしれません それがいいのかどうかはわかりませんが お店が長く存続し、サービスを充実させることができたらそこに近づけることができます 存続することでそうなれたらいいと思うのです
着物を購入しなくても、着物の染み抜き、仕立て直しなどお手入れ全般をあまり負担なくできたなら、もっと気楽に着よう と思ってもらえるかもしれない
きもの屋からすると「気楽に着たい」と思ってもらえることが一番です そうなるようにいつも考えていますが、目から鱗だったのがある先生の観点でした
着物を着るうえで難易度の高い部分は帯の結びです 袋帯 > 名古屋帯 > 半幅帯 の順に難しい
袋帯は結べなくても半幅帯なら結べる 浴衣なら着れる という方は思いのほか多い そして経験がない方でも半幅帯ならできるかもしれない という印象があるようです
先生はそこで、半幅帯のいろいろな結びを教えることで着物へのハードルを下げよう と活動されています
この半幅帯は実は浴衣だけでなく、紬、小紋などのカジュアルは当然結ぶことができます そしてもう少し範囲を広げ、附下などにも結べるようになればもっと気軽に着てもらえるだろう と考え、およそ200種もの結び方を考案され、本も出版されたそうです
先生は半幅帯を「細帯」と名付け略礼装にも結べる ということを定着させました
半幅帯は短いものだと簡単な結び 長めで袋帯ほどだと複雑な結びもできます それだとアレンジ次第でいくらでも楽しめますので、基本を知って創意工夫をするだけです
たくさんあるなかからいくつかを抜粋して写真をいただきました
これらのような結びが自分でできたら、もっときものが楽しくなります
着物をもっと気楽に という観点から、「細帯展」を開催します 上の写真のような結び方の講座をするとともに、100本以上の半幅帯を見ることができます
基本を知ればいろいろなアレンジは経験次第ですので、受けて損はない 講座です
細帯展(半幅帯) 1月18(金)~20(日) 各・11:00~ ・14:00~ ・17:00~
各時間で講座が行われます ご予約の上、お越しください
参加費は無料です
お申込みは Tel 011-614-0222まで