「衿の染み?」汚れだと思ったら危険!
明けました おめでとうございました。
今年もたくさんお休みをいただきました。皆様のご協力、誠にありがとうございました。
すでに新年のお仕事を一生懸命スタートしておりますので、何かご用のある方はぜひお気軽にお立ち寄りください。
さて、今回は「着物のお手入れで間違った処理をすると大変なことになる~」というお話です。
初めてお店をご利用される方で特に多いのが、着物の汚れに関するご相談です。
中でも最も多いのが「衿の汚れ」。
衿は着物を着ている中で最も汚れやすい部分の一つ。皮脂やファンデーションが付着してシミになってしまうことがよくあります。
そして、衿汚れをお持ち込みになるお客様の中には、危険な処置をされている方もいらっしゃいます。
というのも、衿のシミだと思っていた線が、実は汚れではなかったりすることがあるのです。
特に、着物に詳しい方や愛好者の中には、自宅でベンジンを使って処理を試みる方もいますが、これが危険を招く場合があります。
ベンジンを使った処理が誤ってしまうと、以下のような問題が起きることがあります:
- 生地の色が抜けてしまう
- 毛羽立ちが寝てしまう
- ベンジンが裏地にまで浸透してしまう
衿の染み抜きは、見た目以上に繊細な技術が必要です。適度な力加減で行わないと、色が抜けたりスレが起きたりして、最終的には「色かけ」という修復作業が必要になる場合もあります。
色かけをすることで元に戻すことは可能ですが、丸洗いや時間の経過によってかけた色が抜けることもよくあるケースで。
大切な着物を安全にお手入れするには、プロに依頼するのが安心です。お気に入りの着物を長く楽しむためにも、適切なお手入れ方法を選んでくださいね。
衿の染み抜きは気軽にお問い合わせください!
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