【訪問着コーデ】控えめなのに華やか。“ちょうどいい着物”の選び方
「着物を買おう」 という方で最初から紬を選ぶのはほぼいません これは経験上です
それは紬は必要にかられて用意することがないからですが、でもテレビやユーチューブなどで、こんな紬もいいな、と思っている方もいないことはないと思う
そして私たちはそういう方を増やすのが使命なんですよね
さて、訪問着を探される方からよくいただくのが、
「派手なのは苦手。でも、地味なのも違う気がして…」というお悩み。
わかります めっちゃわかる というか得意!
訪問着は“ちょうどいい華やかさ”を選びたいですよね。
今日は、そんなときに意識すると選びやすいポイントをお伝えします。
① 柄の“入り方”が上品さを決める
訪問着は、柄が全体に入っているものと、裾や肩に控えめに入っているもので雰囲気が大きく変わります
控えめな柄は
・優しい印象
・上品で長く使える
・写真に写ったときもすっきり
という特徴がある
そしてなにより、帯のあわせがいいんです コーディネートがしやすいんですよね
「頑張りすぎない華やかさ」にしたい方には、裾に流れるような柄がおすすめです。
裾から膝くらいまでだと柄はすっきりしていておすすめ
② 淡い色はどんな場面でも使いやすい
最近は、
・薄いグレー
・淡い藤色
・明るいベージュ
など、柔らかい色がとても人気です 俗にいうパステルカラー、シャーベットカラーを
着てみると肌を明るく見せてくれて、“控えめなのに決まる”雰囲気があります。
特に入学式・七五三・お宮参りなどでは、淡い色は本当に万能です。季節的なものもありますよね
③ 帯で“華やかさの調整”ができちゃう
上品めの訪問着を選んでも、帯で雰囲気を変えられるのが素敵なところです。
・金が強い帯 → 華やかさUP
・優しい色味の帯 → 柔らかい印象に
・柄入りの帯 → 写真映えも良い
お客様にもよく
「着物の格式の上げ下げは帯で調整できますよ」とお伝えしています。
④ 実際のお客様の例
先日、ご結婚式に出られるお客さまが
「華やかすぎないものを」とお越しくださいました。
淡いグレーの訪問着に、
少しだけ金の入った帯を合わせると…
控えめだけれど上品で、場にふさわしい装いに。
「こういう“ちょうどいい感じ”が欲しかったんです!」
と喜んでいただきました。
■ 着物の印象は“全身のバランス”で決まります
訪問着は色や柄の量でも雰囲気が大きく変わります。
実際に合わせてみると、
「こっちのほうがしっくりくる」
という瞬間が必ずあります。
たくさん見て触ってお試しいただくのが一番!
ぜひ、その感覚を大切にしていただきたいです☺

