函館の着付け教室 と 衿秀
金曜日は定休日 土曜日は函館に出張のためお休みをいただいておりました
定期的にメーカーさんと一緒にお邪魔するのですが、今回は小物ブランドの「衿秀」
函館の皆さまは小物に対する意識が高い ですからワクワクしていました 楽しんでもらえるかな?
小物というと 帯締め・帯揚げ・半衿・草履・バッグなどかなりの量をお持ちしました
相当な見ごたえでした 札幌で開催した衿秀展よりも多かったのでは。。
ただ、ストールを忘れてしまいました これは残念
といいますか、すみません
衿秀の方に草履 バッグ 帯締め 帯揚げなどにお話しいただきました
こだわりや理屈について
メーカーさんにお話しはとても勉強になります 僕ら小売店にとっても
なぜか
商品の流れからいうと メーカー → 問屋① → 問屋② → 問屋③ → 小売店 と商品は時間をかけて卸されます ※問屋はもっと増えるときもあります
メーカーはきもの・帯と細かく分類され、それぞれの特徴をもって物つくりをしています それをきものの問屋、帯の問屋、小物の問屋などが仕入れします そこには各メーカーのものが集まります もちろんすべてではありません 付き合いのあるところ、ないところ
次の問屋には、その前のいくつかの問屋から物が集まります そして次の問屋にはさらに広く浅く集まります それを小売店が仕入れします メーカーを出てから小売店に商品がいくまで数社の問屋をくぐることはざらです
メーカーはこだわりにこだわって物を作ります それを最初の問屋に卸すとき、こだわりを伝えますがすべては難しい なぜならいくつものメーカーから商品が集まるからでです その知識をさらに下の問屋に伝えますが、それもすべては難しい それを小売店に卸すときはさらに・・
メーカーがその商品について伝えたいことは、最後の小売店にいくまでにどんどん薄れていきます 最終的には、産地だけ、価格だけ、基準だけだったりになってしまうことも ※基準とは 重さや細かさの単位(マルキ)、糸の数など
それは仕方ありません でも、本当にお客様に伝えたいことはメーカーのこだわりです 今おしゃれなものを生み出すメーカーは、実際に購入するお客様の声を反映させます 小売店 → 問屋(数社) → メーカーの逆回りだと伝言ゲームになってしまうのでダイレクトにはかないません
そうしてできた物へのこだわりは直接、お客様に伝えたい そしてそういう機会を増やしたい
そこで、当店はできるだけお客様とメーカーが会う機会を増やしています 着る方 きものを楽しんでいる方 とのお見合いの場
京都から東京からわざわざ来てもらって というのは大変ですが、本物を見ていただきたい 知っていただきたいので
当然 と思っていたことも実は・・・ ということも多々あります
それは次回に書きます 理屈が長くなってしまったので 僕は理屈っぽい男ではないかとたまに思います
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