加賀友禅を札幌で・・
きものパーティー 函館 加賀友禅展 と連続しての企画開催でした 少し計画性の立て方に問題があるようにも思えます 自分で立てたんですけどね
8月はゆっくりさせてもらったので、9月は頑張ろう という意気込みはありましたが、3連続だと体に応えます 9月は連休が2週にも渡ってしまうので仕方ない面もあるのですが・・・
第一弾 きものパーティーは以前に書いた通り楽しく終了 参加された方から今回も美味しかった と感想をいただきました 20数回のパーティーでぼくの舌も肥えているはず 次回もおいしいところ探します!
第二弾「凾館」 楽しかったなぁ~ いつも函館のお客様は優しく迎えてくれます そしておいしい料理もありますし
初日の夜
残酷です これを見た外国のひとは「日本人はかわいい顔してなんておそろしい人種なんだ」と思うでしょう
直前まで元気に泳いでいたイカです 動いています 彼の足の下にある切り身を全部食べたら頭は別に料理してくれるというのです 切り身を食べないと彼とはずっとにらみ合いが続くわけです そういうのは最初だけでいいから早く下げてほしい と個人的には思ってました
ぼくも一緒に行ったメーカーさんもグロテスクがだめだったので、そこからが戦い 足の下の切り身を食べるといっても頭をどかすのは嫌 持ち上げるのも嫌 どうやって食べたらいいんだいったい
店員さんはふつうに言います 「頭を持ち上げてとってください」 いや とってくれたらいいのに 鳴れてるんだし 毎日見てるんでしょう
衛生面からなのでしょうか しきにりそれを僕らに言います 仕方ないからメーカーさんと二人で共同作業に メーカーさんが持ち上げる すると切り身が頭の下の足に張り付いている 「いや~ もう勘弁して~」 本当に気持ち悪い
しっかりと吸盤についた切り身たち それを箸を使ってはがす 頭は動く はがす 動く その時間ずっと気持ち悪さは続く そして増幅してくる ああいう恐怖はどれだけ冷静に自分を抑えるかです 少しでも動揺して我を失ったらもうパニックなのですから・・
ああいう出し方は函館ならではだと思います 僕はそこまでの鮮度は求めてなくて、せっかく本州から来てくれたから とお連れしたのですが、先方も苦手だったときはもう手の付けようがありません 今度からは確認してからにします 感情よりも食欲が上かどうか・・
翌日の朝、昼近くに出勤だったので、せっかくだからとお連れしたのは朝市
凾館駅横の朝市にはお土産 海鮮系が満載 ここにはあのグレイが学生のころに通ったという丼屋さんがあるのです そこへ
小皿にのったおばんざい と海鮮丼 2回目にしてツウの食べ方を教えてもらいました
イカゴロとカニみそは残しておいて、丼にかけて食べるといい ということを大将から聞きました もしかしたらタクローもこうやって食べたのかな
楽しかった函館をあとにして第3弾へと
体はきついながらも新たな加賀友禅との出会いは楽しい 加賀友禅一のメーカーには僕の友人がいます いつも特別なものを見せてくれます きっとほかのスタッフの方ではこうはいかなかったはず
まずは
年間数枚しか作られない大変希少なものです 京都での大きな企画イベントのときに発表されるのだそうで北海道で見る機会は少ないそう 実はこの振袖で今回札幌に来たもので2枚目 1枚目は到着してすぐにお返ししました 同じものがないのと、枚数が極端にないので注文が来たらすぐに返さなければいけません 本当に手がかかっていて素晴らしい 成人式でも結婚式でもこの存在感はほかには代えがたいでしょう
これは夏もの 加賀友禅で夏ものはつくっていなかったはず(こちらの会社では) 今年から作られたそうです 柄をあっさりとさせているので、帯で格の上げ下げをできるようにしています 上品です
礼装が多いのですが、関東圏では13参りに作られる方も最近増えています
彩蔵のアイドル(僕が勝手に言ってます) Mちゃんが着てくれました(当店の門馬ではなく) 加賀の小紋に水色の長襦袢 袋帯は大人の女性でもすてきにコーデできる名ブランド
とてもかわいらしく着てくれました 先日のパーティーは用事で欠席でしたが、最近はちょこちょこ寄ってくれるので楽しいです
今回着ている加賀友禅の小紋は京都の問屋さんには流通していないものですので、業界関係者でも知らないひとがいます ほとんど海を渡ることはないのだとか
加賀友禅展はまだ続きます。。。