夏の装い 涼しいきもの
雨が降りました 前は雨が嫌だったけど それはそれでいい と今は思う
雨の匂い 雨の音 コンクリートに跳ね返る雨粒 風情がある
今日は札幌に強い雨が降りました こんな日の店のBGMは少し大きめ 雨が侵入しないとも限らないのでたまに外を気にします 昼食を摂って、雨の具合を見に自動ドアの方を向いたら一人の男子高生が雨のなか、ひざに手をついて立っていました
疲れているのか なぜずぶ濡れなのか
「使っていいよ」と傘を差しだしたら「いいです」と遠慮する男子高生
「結構濡れてるしょ 使いな」といっても「いいです」と 「安いやつだから」と渡したら受取りました
ちょっと息を切らしながら「はぁ はぁ 南北線・・」 「はぁはぁ 地下鉄どこですか?」と彼
地下鉄と東西線であることを伝えたら行きました
店に入れてあげればよかったかな とか思いつつ そういえば、先日も道を譲ったら「いいです」みたいな感じで女子中学生に遠慮? 拒否されました
今の若い子は人の行いに裏があることを教えられて育ってきたのかも 小さいころから知らない人と話してはいけない ものをもらってはいけない そう言われてきたから、何かをされることを拒む ひとと関われない、素直に信用できない時代なのかもしれない
きっと彼は修学旅行で友達とはぐれてしまったんだろう 雨にずぶ濡れになったこともすぐ笑いの種になるだろうな
さて、気温は上がっています そして湿度が高い うちでは扇風機を出しました 久しぶりに出したら、くびを振らない 左か右に思い切りまわっったまま でもこの方がいい 縦長のおしゃれな冷風機があるけどやっぱり、昔からある扇風機が使いやすい あと風鈴もあったら最高
で、この時期の和の装いは 涼しく、お手入れをしやすい ということに気を付けたいところです
どんなに薄着をしても涼しい生地だとしても暑いのはかわりません タンクトップだって汗をかきます
なら、汗をかきにくい 汗のお手入れをしやすい という観点できものを選ぶことです
そういう意味では麻は最適です
皺感が肌との間に空気の流れるスペースを作るため、涼しく 自宅でも洗えます
自宅でお手入れできない場合 夏、2回3回着るとすると、以前に着たあとの汗がそのまま残っているということ 可能なら毎回洗いたいところです
というわけでそれが可能な小千谷縮をご紹介します
柄ものもおしゃれです 色も爽やか
こちらはさらに皺が強いので涼し気です
柄合わせで楽しめる小千谷
どれも衿をつけて夏きもの感覚で着ることができます
大人の女性の浴衣としても活躍します
半巾帯、名古屋帯でおしゃれするのも楽しいですね