織りあげる
ほとんどがそれてしまうというのに、先日の台風は北海道直撃 2台の携帯電話からは時間差で警報が鳴るものだから危機感も増してくるし 起こってからでは遅いということもあって、多少過敏になっていることもあるかもしれませんが、備えはあったほうがいいに決まっています
今日は朝から天気もよくなり気温も上がりました お盆も夏休みも終わりなので、主婦の皆さまもきものが着やすい時期になってきています 秋を目前に最後に夏ものを着るのもいいです 紗羽織や薄い色の塵除けコートは今のうちに存分に着て楽しんでほしい
来月の3日にはきものパーティーもあります まだ2週間あるので何ともいえませんが、夏もの? 単衣? これはどちらでもよろしいかと まだまだ受付中ですのでお待ちしております
9月3(土) 秋のきものパーティー
場所 : アートホテルズ札幌 1F TERRA 12:30~
南9西2 駐車場あり
参加費 : 3,500円(事前にお預かり致します)
6~8月に誕生月をむかえる方はお知らせください
解放感のあるすてきな会場を貸切にします
さて、彩蔵にはアウトレットの名残の商品がまだあります 15000円の長襦袢を買い忘れた方はもう少しだけありますのでお早目に そして今回の目玉のひとつであった名古屋帯も
譲ってもらった名古屋帯をお持ちの方は多いのですが、新たに購入して持っている という方は少ないかもしれません 問屋さんにもあまりない あったとしても多いのは博多の献上帯 西陣のもの となると少なくなります
以前は礼装には袋帯 カジュアルには名古屋帯 が一般的だったようですが、今は袋帯で礼装もカジュアルもどちらも使えるタイプが増えてきています 使い勝手がよいので袋帯が1本あれば とお店でもすすめるので当然かもしれません
流通が少ないのですがその理由として、意外なことに名古屋帯を作るには袋帯に近いほど大変だそうです 長さの違いによる原材料の量には差がありますが、それよりも手間(工賃)がかかるためお値段に反映されるのです
袋帯とあまり変わらない価格 作るのが大変 お店ですすめにくい ということからメーカーでも力を入れて作らないのが名古屋帯の今 だそうです それでも良い名古屋帯はとても重宝します もっと気楽に着たい カジュアルで楽しみたい という方には一重太鼓で結べる名古屋帯はもってこいです 今回は結びやすさと上品な色使いに定評がある「安田」さんの名古屋帯を出しました アウトレットです
全体的にやさしい色使いですので、小紋や色無地、お召などエレガントな着こなしにぴったりです
細い糸を十分に使って織り込んでいるため、コシがあります お太鼓もきれいに作れる 結びやすい帯
名古屋帯には織りと染めがありますが、今回のものは織り 特性として、堅牢度が高い 結びやすい
ここでいう堅牢度とは「日焼け」に強い という意味です
きものや帯は一生 といわれます 一生大切にするために気を付けなくてはいけないのは 湿気 ・ 染み ・ カビ ・ 日焼け ・ 匂い そのために陰干しをしたり定期的に点検が必要 そしてもちろん保管の状況も
マンションが多くなってきている最近では、桐のタンスに入れておけば大丈夫・・・ とは必ずしもいえません(通気性の面など) 半年に1度の陰干しは欠かせません
それと日焼け 昨年、オリジナルのたとう紙を作ったとき、窓(中が見えるような透明の部分)をつけない方が日焼け防止のためにもよい 高級店のたとう紙はつけていない方が多い とメーカーの方はおすすめしてくれました タンスに保管という状態であっても一生という長い時間で考えるなら、そこまで気を遣ったほうがよい ということです
良いものでもお手入れが不十分で着られない ということがないように気を付けたいものです 一生着るには一生大切にしなくては ということですね
堅牢度のはなしに戻りますが、織りが日焼けに強い これは覚えておいて損のない知識です お嬢さまと共用できる帯をつくりたい と考えたとき日焼けのしやすさ を選択の条件に入れるのもひとつですね