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札幌の呉服お手入れ専門店でもある彩蔵 

金曜日は暖かい札幌でした  もうタイヤ交換してもいい頃合い

 

でももう一回くらいまだ雪が降るという  峠も超える予定はないし来週くらいかな

 

金曜は定休日ですが、電話は鳴ります  携帯に転送しているので、ほぼ365日電話を受けます  もしとれなくても折り返しかけます  これは働き方改革に引っかかるだろうか  ※休日も毎日転送してますが、12/31~1/5までは1度も鳴ったことがありません 12/30はありました

 

この日多かったのは、着付け教室のお申込みやお手入れのご相談

 

お手入れについてはほとんど毎日のようにご相談をうけます  皆さんどこでお手入れをしてよいかわからなくて困っている方が多いということでしょうか

 

・お母さんの着物をどうにかしたい 

・汚してしまった着物のお手入れ 

・タンスに仕立てをしていない反物があった などなど

 

先日、こんなお客様が来店されました  喪の帯をお手入れにクリーニング店(洋服の)に出したら「こんな風に戻ってきたけど呉服店からすると普通なの?」 と

 

喪の帯は通常、九寸名古屋帯です 北海道ではなぜか袋帯が主流の時期があったそうですが、他の地域では名古屋帯が一般的です  悲しいことが重ならないように、と1重太鼓の名古屋帯であるそうです  ちなみに僕は袋帯(2重太鼓)の喪の帯は見たことがありません

 

名古屋帯は北海道では開き仕立て 手先からたれ先まですべて開いた状態の仕立てが普通(表からみると袋帯のような仕立て)  本州では名古屋仕立てという、手先からお腹に来る部分が最初から半分に折られている仕立てが普通

 

お客様の持ってこられた帯は名古屋仕立てでした  お手入れから戻ってきたときに、すべてが半分に折られていたそうです  名古屋仕立てはたれ先とお太鼓は開いてあるので、ここも折られてしまったということです

 

 

 

通常の呉服店は手先とお腹は半分(ここは縫い付けてあるので開くことはできません)、たれ先とお太鼓は開いたまま、たとう紙に入れて納品します 

 

そのクリーニング店では名古屋帯になれていないらしく、わざわざ開いている部分まで折ってアイロンでプレスをかけ、ビニールに入れたと思われます  

 

折られた部分はお太鼓とたれ先ですので、いわば着姿の要  これを折ってしまってはいけません お太鼓に線が入っていると縁起の悪い帯と業界では言います 

 

それをまた元通りになるか というご依頼でしたが、クリーニング店でのプレスのかけ方によっては、折れ線や光ってしまった部分が残ることも考えられました  喪の帯は黒色ですので、必要以上にスーツへアイロンをかけると光ってしまうような現象がおきます 

 

お預かりして少しお時間をいただき、なんとか目立たないようにお納めすることができました

 

今回のケースは帯に詳しくないクリーニング店で起きたことで、一般のクリーニング店でも大半のところは大丈夫なはずです  

 

長年お付き合いがあるクリーニング店なら問題ありませんが、もし初めてで失敗ができない着物や帯でしたら、呉服店に出されることをおすすめします

 

絹はナイーブですので、アイロンや染み抜きなども気を付けて出す必要があります

 

染み抜き・丸洗い・寸法直し・裏地交換・お仕立て なんでもご相談ください お見積りだけでも承ります 見積無料です