男がメイク講座を体感
こんにちは そろそろ新聞も読むのがおっくうになってきました 内容が変わらないので テレビのニュースももういいかな~
といっても他番組も再放送が多くなってきたし見るものがない こういうときはwowowがおすすめ 普段聴かない歌手のコンサート番組なんかもいいです あとテレビじゃなければ、Spotify というアプリで聴く音楽もいい
スマホでもIpadでもこのアプリをインストールしたなら音楽が聴き放題 しかも無料 何がいいって自分が知らない曲も聴ける これって革命だと思います 自発的に知らないものを受けられるってすごすぎる 図書館に行って目をつぶって適当に選んだ本を読むみたいな
例えば「春」で検索したら勝手に春らしい曲を選んで流してくれる あれっこんな曲あるんだ とか懐かしくてうれしくなっちゃう曲もあるし不意に名曲にあたることも とっても聴きごたえあります
これを聴きながら、読書とか あまり頭を使わない仕事をするのもいい 今も聴いてます でもブログは真剣に書いてます
さて、先日はメイクの講師をお招きして、着物にあうメイク講座を開催しました あまりに楽しかったので書いちゃいます
講師は福士智子先生 言わずと知れた北海道を代表とするメイクアップアーティストです いや日本を代表といっても言い過ぎじゃない 決して
ご紹介をいただいて実現に至りました これは今時期だからという幸運もあります 通常は高級レストランの結婚式のお嫁さん、有名タレントさん、コンテストの審査員など忙しくされています 普通はつかまらない方なのです
写真通り美しい方でした
今回は着物にあったメイクを自分でできるようになる講座
着物にあう というところがミソなのですが、それ以前にメイクとはなんたるか ということを知ることができたような
参加人数が少なかったので、一人ずつ福士さんにやっていただきながら教えてもらえました New Yorkコレクションで活躍された方からの実技 それだけでとってもラッキーです 思い出ですね
技術面は知識不足なので書けませんが、僕にとってもわかりやすかった
実は、僕はずっと気になっていたことがありました
もう何年も前のことです スーパーでみかけたおばちゃま 70才前後とみられるそのご婦人 レジで待っているときに後ろにいたので、何気なく見たとき あまりに強烈だったのです
眉毛が1本なんです 数じゃありません 眉毛の太さ(上下の幅)が1センチだとしてその真ん中あたりに1本 丸めの鉛筆で太く1本 力強い線があったのです
1度見て 「んっ」 3秒以上見つめると何かを察知されてしまいそうなので、奥を見るふりをして何気なくもう一度 やっぱり1本だ 間違いなく1本 ご婦人の視線がほかに向いているときに凝視 明らかに野太い1本
これは技法なのか それとも昔流行ったのか 有名なメイク法なのか 目が悪くて描けなかったのか それともすべてを承知で面倒だから1本にしたのか 僕にはわかりませんでした 女性は永遠に不思議な存在なのです
ずっとモヤモヤしたままそれから数年 誰に聞くこともできず
それを福士さんにぶつけてみました メイクの良し悪しとはなんですか? と
「メイクはその人の良さをいかす ということももちろんだけれども、それに先行して大切なのは違和感を出さないことですよ」と説明をしてくれました
納得 この一言ですべては納得です 「違和感」これは誰もが持っている感覚です ある程度の基礎知識は必要でも違和感は判断できるのです 人間には良し悪しの判断がつく能力が備わっているのです
だから僕が数年前に遭遇したあのご婦人は違和感だったんです 全く接点のないおばちゃまが数年たってもここまで鮮明に記憶に残っているなんてよほどです 他にいません きっと生涯一です
でもある意味、あのおばちゃまのメイクは正解です ここまで人の記憶に残せるメイクなのですから お肉屋さんとか八百屋さんとかやっててほしい すぐ思い出せるお店になります まさに看板娘
メイクの良し悪しをさらに掘り下げて聞くと ゴールデンバランスに近づけると美しくなるという考え方があるけれども、そうとも限らない と
化粧品ブランドが世の中には数多ありますが、大半のところがゴールデンバランスに近づけるという手法を用いています というかそうならざるを得ないといいますか
えらが張っているから陰をつけて目立たなくする 眉毛が短いから長く書く 肌が黒いから白く塗る など (表現は小学生並みです メイクわからないので・・)
ゴールデンバランスから反れている部位を、無理に修正にもっていこうとするのではなく、それをいかす 個性を大切にするという手法もひとつであると 皆がゴールデンバランスに近づけると、歩いている人全員が、美人の代名詞、石原さとみさんになっちゃいますもんね ちなみに僕の好みは清水建設のCMに出ている社員さんです すごくきれいです
個性を生かす というのは簡単ではなく、経験を踏んでいなかれば提案ができません マニュアル化が難しいのでそれが一般的なブランドで定着しないのはそういうことだと思われます
もひとつ 福士さんがよく聞かれる質問で、どこの化粧品ブランドがいいですか? 皆が思います 美しさへの追及は女性皆のものです
だって
同じ種類でもこれだけあるのですから これなんていう道具なのでしょ
福士さんが聞くことは「どうなりたいですか?」
モデルのようにメリハリをつけたい 優しく見えるようになりたい 仕事ができるように見せたい こうありたいという目標がそれぞれあると思います ブランドに特徴があるので、それにあわせてお伝えすることはできると
これ、着物も同じだ と思いました あまりお付き合いのないお客様に「私にどんな着物が似合いますか?」と聞かれると悩みます 情報があまりに不足していますので
いつ、どこで、どのように、着るか、によって提案が変わってくるからです 洋服の感じや好みによっておおまかにこのような感じかな とは提案できますが、結婚式用としても、友達として参加するのか、親族なのか、ご主人のお連れとして参加するのか 違ってくるのです
福士さんのお話はとてもわかりやすく、言葉に重みがありました メイクに無知な僕が楽しいのですから、女性は皆ワクワクの時間だと思います
思わず パーティーで講演してもらえないでしょうか とお願いをしてしまいました
福士さんは、ニューヨークという大舞台も経験され、世界的な視野から物事を話してくれますし、一番心配していたクセも全くない、とても話しやすい方です 有名な技術者はクセが強くて恐いイメージがあったので・・
またメイク講座を開催できたらいいな~ 6月とか7月とか