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体力がないからこそ

体力がないからこそ

先日、函館での仕事を終え札幌への車中、「布川さん 情熱食べたらいいよ」とスタッフから

情熱? と思いつつも反応薄めな僕

情熱が足らないという意味だと思うけれども・・・

それは元気がない とか 覇気がない とか 熱いものがない ということだよね きっと  46才でそう言われるのは、まだ早いような気がするけれども、否定はしない  

そもそも情熱は力を使う

僕には体力がない  いや体力なくはない  でも、疲れをできるだけ貯めないように生活している 

疲れは大敵だ 風邪をひく、倒れる、病気になる、何も良いことはない

疲れないように、体力を削がないように生活をして10数年、僕は風邪も極度の調子悪さもない   

体調不良対策のほかにもあるのは、体力を使うと長い時間働くこともできない  世の中では皆忙しくされていると思うけど、僕の日常は、寝ている時間とリラックスする就寝前の2時間以外はいつも何かしらの仕事をしている   

作業ならダラダラYouTubeを見ながらできるけど、頭を使うときは集中しないといけない  集中はより体力を使う  なので、僕は仕事をするために体力を使わない低燃費な生き方をしているのだ 

「情熱が足らない」 と思われるのはある意味成功ではある

これを車の運転に例えると、情熱運転は、メリハリを使った加速、ブレーキを常に行う感じ  ガソリン食いまくりだと思う  

逆に低燃費運転は、前の信号が赤になったらアクセルを踏まない、急な発信はしない、エンジンブレーキを使いつつ、タコメーターをまわさないというものだ  これは実践している  

実際の僕の低燃費運転の具体例というと

「できるだけしゃべらない」、「音量を絞る」、「喜怒哀楽を出さない」、「不毛な論争はしない」、これに限る 気を付けているというか、もうそれが日常だ

特に不毛な論争は極力避けている  特に相手が、「実は答えを求めていない場合」もあるし、答えが出ない場合もあるのでそこには関わらない  論争は苦手だ  例えるなら僕は寅さんの逆のタイプ  暖簾に腕押しみたいな感じ

「適当な奴」ってわけではなく、僕はのどが弱い  たくさん話すと声がでなくなってしまう  

パーティーで司会をすると夕方には声が出なくなってしまう  もしかしたら何かの病かもしれないが、特段不自由も感じていないので、診てもらうこともなく生活をしている  声が出ない状態で話すのはかなりの体力を消耗してしまう  これは危険だ

とは言ってもお客さんがいるときは違う  

表裏がある と言われたらそうかもしれないが、小声過ぎてお客さんに「えっ 何て言ったの?」と言われたら申し訳ないので、声を張るようにはしている  せっかく彩蔵に来てくれているんだから、それくらいは頑張りたい

「声が大きい人は耳が悪い」 というけれど、その反対もあると思う  「声の小さい人は耳が良い」 これも提唱したい  

僕は結構耳がいい そう思うことがある

誰かが遠くで話していても聞こえてしまうので、「聞こえてたの?」と言われることしばしばだし、大きな音や特定の音がとても苦手で、うるさく感じてしまう

例をあげると、シートベルトをしていない時に車中で鳴るあの警告音、鼻をすする音、これが苦手  

最近ではこれが苦痛でしょうがない  これって自分だけかな、と思い調べてみた  検索タブにはこう「鼻をすする音 耐えられない」 すると出てきた

ミソフォニアは、「音嫌悪症」と日本語では訳されています。 せきやくしゃみ、鼻すすり、タイピング音などの特定の音がトリガー音(反応を引き起こす音)となって、暴力的な言葉を発したり、攻撃的になったりする症状

とあった  

自分のことだ まさにこれだ  特に気になるのは鼻をすする音  これは耐え難い キツイ  

今まで、自分は神経質な人間だ と思っていた  音が気になっていたのはそのせいだと

仲の良い人には「鼻かんだら」と言っていたが、これは症状のひとつだったとは・・・

解説にあるほど暴力的にはならないが、「どうして鼻かまないんだ ゲップよりもよっぽど失礼だし、大人の常識でしょうが」と思ってしまう  これはそのせいだ

でも少し楽になった気もする

これは一種の病みたいなもんだ と思えばそのせいにできる

まわりまわって僕の声が小さい理由なのかもしれない  

暗い、おとなしい、地味、静か すべて僕にはあてはまります  それはミソフォニアだからです  なので、そっと接してください

そう、それは 雪虫に触れるような(触ったらお尻の雪がくずれちゃう」、赤ちゃんの柔肌をさするような、寝ている人に触れるような  そうして扱ってもらえるとぼくは静かに語ります

世の中にはいろいろな人がいていろいろな症状があるから、あれもこれも否定はできないけれど、まさか音が苦手な人っているんだな

声が小さい人に苛立ってしまう人もいるだろうから、そういう時は言ってください  大きい声も出せますので  あっ僕、空手もやってたので  

押忍

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